ABテストについて
「ABテストとは何ですか?」という質問にお答えします。
ABテストとは
ABテストとは、Webページ上にあるコンテンツに対して、元のパターンとテストするパターンの2パターン用意し、どちらの成績が良いかを調べるテストです。
もとのパターンをAパターン、テストするパターンをBパターンということが多く、Cパターン、Dパターン…など、2種類以上をテストする場合もあります。
例えばWebサイトに訪れた際、一番上に表示されるものをファーストビューといいますが、こちらに表示される文章や画像などのテストを行い、良い方を採用するという使い方をします。
WebページのファーストビューはWebページを見ているすべての人が見るページになるので、インパクトが非常に大きいです。
つまりファーストビューに表示されるコンテンツも必然的に重要になり、こちらのコンテンツがページのコンバージョン大きく関わってきます。
コンバージョンが高いほど成績のよいWebページとなりますので、ファーストビューに表示されるコンテンツは非常に大事になってきます。
もちろんファーストビューだけではなく、例えばページの全体の色であるとか、ボタンの色やテキスト、その他ページのコンバージョン率などを指標にWebページのABテストを行うことでWebサイトは改善されていきます。
改善して成績を上げていくことを最適化と表現することもあります。
ABテストの種類
ABテストにも種類がありますので、簡単に説明します。
ページ内ABテスト
ページ内ABテストは同じページ内で、テキストや画像を差し替えてテストを行います。
Google Optimizeなどのツールを使うことでテストを行うことができます。
Google Optimizeを使えば画面上でWebページのパターンなどを書き換えることが可能ですので、ABテストの運用も非常に楽に行えるようになります。
例えばランディングページのファーストビューの画像を入れ替えてテストを行ったり、ボタンのテキストや色を入れ替えてテストを行ったりすることが多いです。
シンプルにテストを行いますので、最適化の効果が目に見えやすいです。
多変量テスト
多変量テストこちらは同じページ内で2つ以上のテスト項目がある場合などに使われます。
例えばファーストビューのキャッチコピーと、ファーストビューの画像であったりなどです。
AのパターンのキャッチコピーとBのパターンのキャッチコピー、Aのパターンの背景画像と、Bのパターンの背景画像。
2×2で4つの項目があります。
キャッチコピー4種、背景画像4種くらいになってくると、4×4で16パターンにもなりますので、アクセス数は分散されてしまい1/16となってきます。
テストが完了するまでにかなりのアクセスが必要となってきます。
リダイレクトABテスト
リダイレクトABテストは全く違うパターンのWebページを試すときに使います。
Aのオリジナルのランディングページと、Bのテストパターンのランディングページなど、2パターンのランディングページがあるときにどちらのコンバージョンがいいのかを測定します。
具体的にはAのオリジナルのランディングページへのアクセスを割合でBのテストパターンのランディングページに流して、コンバージョンを測定し、コンバージョン率の高いものを採用します。
もともとのランディングページがあり、そこに加えて新しいパターンの訴求を行ったりする場合によく使われます。
ABテストのデメリット
テスト結果が出るので、必ず改善につながるABテストにもデメリットはあります。
大きなデメリットとしてはコスト。
キャッチコピーやバナーを考えて作ることをクリエイティブというのですが、必ずしもクリエイティブの効果が高まるとは言えないことです。
新しいバナーをコピーライターとデザイナーが考えたけども、テストの結果、元のもののほうが良かったとなるともちろんそのクリエイティブは使えませんので、その分のコストが掛かります。
また、検索エンジンからアクセスが来る場合はあまり関係ないのですが、アクセスを得るために広告をかけている場合などはその分のアクセスはもちろん広告費としてかかってきます。
また、そういうことを反映したりするオペレーション業務も必要となってきますので、こちらのコストももちろんかかってくるということです。
ABテストにかかるコストをしっかりと意識した上で、サイトの売上に1番効果が出るであろうところで実施するということが必要になってきます。
ABテストで最適化を行いWebサイトの成果につなげる
ABテストをすることで、確実にWebサイトの成績は上がっていきます。
本当に1%の改善でもWebサイトは劇的に変化します。
1%という数値は僅かかもしれませんが、1%の改善こそWebサイトに必要なものだと考えています。
毎月100万円の広告費を使って、コンバージョンが1%で、400万円の売上があったとします。
このコンバージョンが2%になったらどうでしょうか?
単純な話、売上は800万円になります。
なのでABテストを実践し、しっかりとコンバージョンにつなげていくことが大事です。
37Designではお客様のWebサイトでのABテストが得意です。
月5社様だけの限定にはなりますが、ABテスト導入の無料相談も行っております。
Webサイトの改善につながるABテストにご興味のある方はぜひご相談ください。